YUME HOMEプロジェクト
YUME HOMEとは
かがやき神戸は、重度の障がいがある人が楽しく暮らせる重度重複障がい対応型グループホームの開設を長く目標に掲げ、中期的な準備に取り組んできました。いよいよ実現に向けて、「YUME HOME」プロジェクトが本格的に始まりました!
神戸市には、重複障がいがある人が約1600人います(神戸市障がい者プラン資料編より)。そのうち、56.7%の人が生活にしっかりとした介助が必要な障害支援区分6に該当します。楽しく、その人らしく、安心安全に暮らせるグループホームをつくるため、皆様のお力をお貸しください!
YUME HOMEが必要なわけ
全国でも、そして神戸市でも
障がい者支援施設から「地域移行」に取り組んでいます。
しかし、移行する先は?
全国的な流れの例にもれず、神戸市でも、障がいがある人たちが障がい者支援施設(入所施設)から地域のなかで暮らせるようにと、いわゆる「地域移行」に取り組んでいます。戦後、障がいがある人たちが住む場所として、郊外(地域の外)に大規模な入所施設がつくられ、現在も多くの人が入所施設で生活をしています。
しかし、心地よく過ごせるためには、大規模な入所施設ではケアの限界があります。たとえば、少人数で暮らせるグループホームなどが望ましいでしょう。
地域移行を進める一方で、兵庫県、神戸市には、障がいがある人が暮らせるグループホームはどれほどあるのでしょうか?
地域移行が進むなか、
グループホームは明らかに足りていません。
特に、複数の障がいがある人の受け入れ先がありません。
神戸市の調べでは、身体障がいと知的障がいがある人が生活している場所のうち、グループホームはわずか2.3%です。
地域で暮らせるようにと推し進めるなかで、現実は伴っていません。理由としては、次のようなことが考えられます。
①重症心身障がい者が地域で住むことのできる場所がない
②支援の手がゆきとどかず、家族だけで支えている
③既存の障がいがある人が暮らせる場所に空きがない
いずれも障がいがある人、そしてその家族の人生にかかわる深刻な課題です。
「自分になにかあったら、本人を暮らせる場所がない」
介助をする家族の声が届いています。
グループホームが一刻もはやく必要です。
神戸市の「神戸市障がい者生活実態調査」では、現状の支援や制度について、さまざまな意見が寄せられています。
介助をする家族の高齢化も進むなか、重度の障がいがある人の暮らす場所が地域にないまま、地域移行が進んでいこうとしています。重度の障がい、とりわけ重度障がいが複数ある人(重度重複障がい者)の介助には、さまざまな設備が必要です。私たちは、兵庫県下でも受け入れ先が見つかりづらい重度重複障がいがある人が暮らせる場所を神戸につくります。
見えづらい、重度重複障がい者の地域での暮らしの課題
どれくらい受け入れ先があるか、本当は誰も分からない現状
私たちは、重度重複障がいがある人がその人らしく暮らせるグループホームの建設を以前から長期的な目標に掲げてきました。兵庫県下でもそのようなグループホームは類を見ないからです。
しかし、今回、私たちは、本当にそのようなグループホームがないのか探そうとしましたが、「重度重複障がい者向けのグループホームが兵庫県にいくつあるのか」というデータは見つけることが困難でした。
前述のとおり、重度心身障がい児者の生活についての調べや障害支援区分の人数を知ることはできますが、どのくらい地域で受け入れられるのか、行政を含めて誰も把握できていないのかもしれません。
それほどに未整備な状態が現実です。
YUME HOMEの実現に向けて、皆様のお力を貸してください。
寄付のお願い
グループホームの建設費用への寄付を募っております。オンラインでのクレジット決済をはじめ、郵便振替、銀行振込でのご寄付もお待ちしております。
領収書の発行や控除についても対応しております。かがやき神戸は社会福祉法人のため、いただいたご寄付は確定申告によって寄附金控除を受けることができます。
所轄税務署にて確定申告を行なってください。年末調整で申告することはできません。確定申告の際に、本法人から受け取られた領収書 と「税額控除に係る証明書」を添付してください。